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こちらの記事はshu oisibbさんの許可の元、以下の個人ブログから転載及びEVE Echoes向けに編集を施したものになります。許可をいただいたshu oisibbさん、ありがとうございました!
http://eve-beautyhunter.seesaa.net/article/484534869.html
タレットの扱いを覚えよう!
弾道学を皆さん読みましたか?そこに書いてあることはなんとく難しくて、よく理解できなかったかもしれません。
そこで、ここでは具体的にどのように応用すればいいのかという艦船の機動について扱っていきます。
タレット艦は 真っ直ぐ接近 or 真っ直ぐ退き撃ち
タレットには「トラッキング速度」という性能があり、自分または相手がオービットしていると(角速度が付くと)、射程内でも威力が減衰してしまう(最悪の場合、全く当たらなくなる)特徴があります。
※短距離砲は距離を取られる事で、遠距離砲は懐に潜り込まれる事でさらに威力が減衰します。(ほとんど当たりません)
・自分がオービットした場合
※自分がオービットした場合もダメージが減衰します。
そのため、タレット艦は最適射程距離内に相手を収めつつ「アプローチ」して、相手に対して真っ直ぐ接近 or 真っ直ぐ退き撃ちする事が基本になります。
理想的なタレット艦の動き
※自分と相手が一直線に並ぶようなイメージを持つと良いですよ!
トラッキング速度に関しては下記のサイトを見てもらうと分かりやすいかと思いますが「見てもよく分からない」という方は、最低限…
「自分 or 相手が横に動いているとタレットの威力は減衰する(最悪外れる)」
「自分と相手が一直線に動いていればタレットの攻撃は当たる」
この2点をイメージ出来ていればとりあえずOKです!
タレットそれぞれの特徴と相性
また、トラッキング速度は短距離砲(ブラスター、オートカノン、パルスレーザー)の方が性能が高く、遠距離砲(ビームレーザー、レールガン、アーティレリ)は性能が低いといった特徴があります。
【主要6タレットのトラッキング速度の性能比較】
短距離砲:ブラスター>オートカノン>パルスレーザー
遠距離砲:ビームレーザー>レールガン>アーティレリ
数字を見ただけではイメージしづらいと思うので一例を挙げると、例えばFG同士の近距離戦(お互いAB装備でWEBを1個掛けた状態)でどちらかが1kmオービットした場合、短距離砲であれば概ね半分~1/3程度ダメージが減衰し、遠距離砲であれば攻撃がほぼ外れます。
もっとも、減衰の程度は自他の速度や動き方、タレットの性能、スキルや船のボーナス、Fit等で大きく変わりますので、あくまで目安程度に考えておいて下さい。
オービットした方が良い場合の例
上述した通り、タレット艦は相手に対して直線的に動く事が基本です。
ただ、相手も同じタレット艦で自分よりトラッキング速度が明らかに悪い場合や、自分がタレットの他にドローンやロケットを装備しているといった場合は、オービットした方が有利になる事もあります。
1.自分より相手のタレットの方がトラッキング速度が悪い場合
例えば自分がブラスターを装備していて、相手がアーティレリを装備していたとします。
この場合、自分から1kmでオービットすればアーティレリの攻撃はまず当たりません。
自分のブラスターも半分程度は威力が減衰するでしょうが、相手の攻撃が全く当たらない以上、圧倒的に自分の方が有利になりますね!
2.自分がタレットの他にドローンやロケットを装備している場合
例えば自分がワーム、相手がデアデビルだとします。
この場合、純粋な火力ではデアデビルの方が上ですが、デアデビルのダメージソース(ダメージの発生源)の大半がブラスターであるのに対して、ワームのダメージソースは半分以上がドローンによる攻撃です。
よってワームが1kmオービットした場合、デアデビルは全体の火力が減衰するのに対して、ワームの減衰は避けられます。
そうなると火力の面でワームが有利になります!(ただし勝てるかどうかはまた別の話です。)
短距離タレット艦の戦い方
・武装 :ブラスター、オートカノン、パルスレーザー
・代表的な船:、スラッシャー、アトロン等
・立ち回り方:相手に対して1km-2kmで「アプローチ」
・長所 :高火力、高トラッキング
・弱点 :短射程(1km程度)
短距離砲の多くは火力が非常に高い反面射程が短いです。
そのため、短距離タレット艦は1km or 2kmで「アプローチ」し、相手に対して真っ直ぐ近づきながら戦う事が基本となります。
※下手に相手の攻撃を避けようとするより、自分の攻撃を最大限相手に当てる事を意識しましょう!
相手の攻撃も直撃する動きになりますが、短距離砲の方が火力が高い分、自分が有利になる場合が多いはずです。
上述した通り、相手よってはオービットした方が良い場合もありますが、それ以外の場面で不必要に自分の火力を下げないよう気を付けましょう!
ちなみに「接近」だと、たまに船の挙動が乱れて攻撃が当たりづらくなる事がありますが、そういった場合は2kmくらいで「アプローチ」すると挙動が落ち着く場合があります。
短距離タレット艦対策とカウンターマニューバ
では、逆に短距離タレット艦と戦う場合を想定して対抗策を考えてみましょう。
ここからは短距離タレット艦の立場で書いた文章を赤文字に、短距離タレット艦と戦う側の立場で書いた文章を青文字にします。
・短距離タレット艦対策
相手が短距離タレット艦だった場合、こちらが取れる応手はざっと考えて…
1.10km以上距離を取る
2.1kmオービットする
3.ニュートを掛ける
この3つです。
それぞれ詳しく説明したいと思います。
6km以上距離を取る
自分のスピードが相手より勝っており、7km以遠から相手を攻撃出来る場合は、まず距離を取る事が応手となります。
短距離砲の多くは3km~7mk以遠で一気に威力が減衰するので、大体6km~7kmくらいまで距離を取れば相手の攻撃はほとんど当たりません。
主に長距離タレット艦や、ロケット艦・ドローン艦が取る手となり、どちらもデフォルト距離を7000m弱くらいに設定した上で、ロケット艦・ドローン艦は「オービット」、長距離タレット艦は「アプローチ」します。
ロケット艦・ドローン艦は自分の動きでダメージが変動する事がないので「オービット」して相手の攻撃をかわす事に専念出来ますが、遠距離タレット艦は自分の攻撃が減衰しないよう「アプローチ」する必要があります。
「アプローチ」でも相手の火力を大幅にカット出来ますが、角速度が付かない分、オービットに比べるとややダメージが入りやすくなります。
ちなみに距離を取る際は、ABを仕様して出来るだけ早く距離を取りましょう!(ノロノロしてると距離を取るまでの間に致命打を食らいます)
え?ABを積んでないって?敵がミスするように神に祈りましょう!
距離を取られた場合の短距離タレット艦の応手
こうなった場合、短距離タレット艦が打てる手は少なくとも2つあります。
MWDもしくはABをオンして接近する
とにかく距離を取られないよう全力で真っ直ぐ相手に接近します。
速度にあまり差がなければ、しばらくの間は相手を最適射程距離内に留め置ける場合があります。
どうしても距離を取られてしまったら、すぐ諦めましょう。
もし相手の方が速い(相手が真っ先に距離を離すだろう)と分かっていた場合は、戦闘開始前の段階で事前に逃げることを選択肢に入れておくのも手です。
⇒2.逆スリングショットで逃げる
逆スリングショットとは…
1.一旦相手に接近して

2.相手が距離を取ろうとした瞬間、相手の反対方向へ全力で加速し一気に距離を取る機動の事です。

(本来のスリングショットについては、次回以降解説します!)
上手く決まれば、速度が上の相手に対してもスクラムレンジから脱出出来ます。
1回で上手く決まらなかったとしても、何度も繰り返す事で振幅が大きくなり脱出出来る事があります。(相手を前後に揺さぶるようなイメージです!)
離れる際はMWD、AB、ScrumとWEBを連打しておく事を忘れずに!(これやってなかったせいで逃げ切れなかったって人多いです!要注意!)
1kmオービットする
基本的には、相手の方が足が速くて距離を取れない場合の対処法です。
攻撃を完全に避ける事は出来ませんが、相手の目の前をグルグル回って角速度を付ける事で短距離砲のダメージを半分ほど低減出来ます。

この時、ABをonにして加速すれば角速度が増すので、より相手のダメージを低減出来ますし、場合によっては完全にかわす事も出来ます。
例え速度で勝っていても、こっちの方が距離を取るより攻撃をかわせる場合もありますし、後半で相手を逃がさないにするために(確実にキルするために)あえて初めから1kmオービットする事もあります。
ただし、遠距離タレット艦で1kmオービットすると自分の攻撃が全く当たらなくなるので、基本的にこの手はロケット艦・ドローン艦だけがやるような操艦になります。
あと、トラッキング速度が高いブラスター艦が、オートカノンやパルスレーザーに対して行う場合もあります。
1kmオービットされた場合の短距離タレット艦の応手
このように相手に500mオービットされて攻撃が上手く当たらない場合、短距離タレット艦にはこんな応手があります。
⇒2kmで「アプローチ」する
相手が自動操縦によるオービットだった場合、あえてこちらから距離を少し開ければ、相手はこっちを追ってきます。


※この時、相手の進行方向に対してマニュアルで逆方向に軸合わせし、直後に「アプローチ」すると、より相手との間を空けやすいです。
そうなれば退き撃ちの形となるので、攻撃がクリティカルヒットするようになります。

万が一、相手がこっちの予備動作に合わせて距離を取ってきた場合、今度は自分が0km「アプローチ」する事で追い撃ちの形となるので、やはり攻撃がクリティカルヒットします。

そうなれば、相手は再び1kmオービットを開始するはずなので、再び2kmで「アプローチ」します。
これを繰り返す事で、1kmオービットしようとする相手に対してもクリティカルヒットを狙えます!
図にすると簡単そうに見えるかもしれませんが、実戦で正しく出来るプレイヤーはあまり多くいません…
でもこれが出来たら相当の手練れです!是非練習してみて下さい!
ニュートを掛ける
短距離タレット艦の多くはブラスター・パルスレーザーはキャパシタを消費するモジュールなのでニュートが大の苦手です。
この場合、短距離タレット艦としては距離を取る以外選択肢がありませんが、キャパシタを吸い尽くされる前に高火力で相手を倒せる場合もあるので、強硬策に打って出るのも手です。
・同じ短距離砲同士での勝負の場合
では、同じ短距離タレット艦同士が勝負する場合についても考えてみましょう。
それぞれの武装の関係性はこんな風になります。
【各短距離砲の性能比較表】
火力 :ブラスター>オートカノン>パルスレーザー
トラッキング速度:ブラスター>オートカノン>パルスレーザー
射程距離 :パルスレーザー>オートカノン>ブラスター
ダメージ属性 :ブラスター(KIN/THE)
オートカノン(EXP/KIN/THEM)
パルスレーザー(EM/THE)
※数値上、オートカノンとパルスレーザーのDPSはほぼ同じですが、オートカノンは相手の弱点属性をピンポイント攻撃出来るので、同じ数値でも至近距離での火力はパルスレーザーに勝る場合が多いです。
この点を考慮すると以下のような事が考えられます。
1.ブラスター艦が他のタレット艦と勝負する場合は近づいた方が有利
2.他のタレット艦がブラスター艦と勝負する場合は距離を取った方が有利
3.オートカノン艦がパルスレーザー艦と戦う場合は近づいた方がわずかに有利
4.パルスレーザー艦がオートカノン艦と戦う場合は距離を取った方が有利
とは言え、ここまで来ると武装の優位性はそこまでないので、実際には船の基本性能(ボーナス)やFitの他、接敵時の状況、プレイヤースキルといった他の要素が勝負の決め手になるでしょう。
長距離タレット艦の戦い方
・武装 :ビームレーザー、アーティレリ、レールガン
・代表的な船:トーメンター、コメット、ファイアテイル等
・立ち回り方:相手に対して6km~7km台で「アプローチ」
・長所 :長射程(最大20㎞でも攻撃可能)
・弱点 :低トラッキング
長距離砲は射程が長いので、距離を取って相手(特に短距離タレット艦)の攻撃を避けつつ、自分の攻撃を当てる事に向いています。
また、どの武装も最適射程距離は大体6km~7km程度になるので、同じくらいの6km~7km台で「アプローチ」し、相手に対して真っ直ぐ退き撃ちする事で火力を最大限発揮出来ます。
一方、長距離タレットはどうしても低火力になりがちです。
そのため、Lowスロットを火力に割く必要などが出てくるため、DPS勝負になると非常にきつい戦いを強いられる可能性があります。
こうした5km~10km圏内で相手の攻撃をかわしつつ、一定の距離を保って戦う船の事を「近距離カイト艦」と言います。
アトロンやスラッシャーのような足が速い船が、ワープ妨害器を装備して12~15㎞台から相手を攻撃する戦法を取ってくる事があります。
最適射程距離より遠い距離で戦う事になるので火力は落ちますが、この方法なら短距離タレット艦だけでなくロケット艦の攻撃もかわせる可能性が出てきますし、スクラムをかけられずに済むので自分が死にそうなった時にいつでも離脱出来ます。
こうした10~15㎞圏内で戦う船の事を「ミドルカイト艦」と言います。
EVE Echoesの長距離タレット艦はほぼこのミドルカイト艦です。

※ミドルカイトの場合も、相手に対して「アプローチ」するのは変わりません。
いずれの場合も長距離砲はトラッキング速度が悪いため、短距離砲と違い自分からオービットしたり、相手の懐に入り込むといった事はしません。
あくまで距離を取る事で自分が有利になるように戦う武装である事を意識しましょう!
また、スクラムレンジの有効範囲ギリギリを飛ぶ事になるので、もし相手との距離が離れ過ぎてスクラムが外れそうになった場合は、相手に対して一瞬0km「アプローチ」したり、船を停止させてから再度「アプローチ」する等(※)、操艦に工夫が必要になってきます。
※自動操縦では連続して同じ指示を出しても「設定した距離に向かう」という動作は発生しません。
例えば「6kmでアプローチ」を指示した後に、相手との間合いが9kmまで離れてしまったとします。
この時、何度「6kmでアプローチ」を船に指示したとしても、船が即座に6kmまで向かう事はありません。
自動操縦はあくまで「設定した距離を維持するよう努める」だけであり、距離が大きく乱れた場合は基本的に手動による補正が必要です。
もし即座に相手との距離を補正したい場合は、必ず一度何か別の指示を挟むかマニュアルで何かしらの操作(船を止める等)をしてから、もう一度「アプローチ」を選択して下さい。
長距離タレット艦への対策
相手が長距離タレット艦だった場合、こちらが取れる応手は「1kmオービットする事」です。
※1kmオービット出来れば、例えトラッキング速度の一番良いレールガンであっても攻撃はほとんど当たりません。
私の経験上、相手とのトップスピードの差が150~250m/s以上あれば綺麗に1kmオービット出来るはずです。(自艦の旋回性能にもよりますが、普通のFGならまず問題ないはずです)
また、1kmオービットしても相手の攻撃をかわし切れない場合でも、「ABをonしている最中だけは攻撃をかわせる」といった場合があります。
そういう時はABをOnして1kmオービット→攻撃をかわして消耗を抑えるといった操艦でタンク時間を大幅に伸ばす事が出来ます。
「MWD or ABをOnにして相手の攻撃をかわす事も防御の内だ」という事をよく覚えておきましょう!
なお、1kmオービットについては、速度で勝ってさえいれば長距離タレット艦以外の全ての船が割と無理なく出来る動きになります。
・1kmオービットされた場合の遠距離タレット艦の応手
こうなった場合、遠距離タレット艦には「逆スリングショットをする」という手があります。


逆スリングショットのやり方については上述した通り、相手の進行方向に対して逆方向の空間をダブルクリックし、直後に「アプローチ」を選択します。
そうなれば退き撃ちの形となるので、攻撃がクリティカルヒットするようになります。

すぐに追いつかれて再度1kmオービットされるでしょうが、そうなったら再び相手の進行方向に対して逆方向の空間をダブルクリックして「アプローチ」を選択します。(以下繰り返し)
こうする事で、遠距離砲でも何発かに1回はクリティカルヒットを狙える可能性があります。
特に終盤で相手に追いつかれてしまい「あともう少しで倒せそうなのに攻撃が当たらない!」といった場合には、この方法でトドメを刺せる場合がありますので、是非研究してみて欲しいと思います!
同じ短距離砲同士での勝負の場合
では、長距離タレット艦同士が勝負する場合についても考えてみましょう。
【各長距離砲の性能比較表】
火力 :ビームレーザー>>アーティレリ≒レールガン
トラッキング速度:ビームレーザー>レールガン>アーティレリ
射程距離 :アーティレリ≒レールガン>>ビームレーザー
ダメージ属性 :レールガン(KIN/THE)
アーティレリ(Exp/KIN/THE+αボレー大)
ビームレーザー(EM/THE)
スクラムレンジ内での勝負では、火力の点でビームレーザーが圧倒的に有利です。
他の2つがビームレーザー装備の船に火力で勝つ為には、射程を活かして10㎞以遠から攻撃する必要があるのですが、そうなってくるとFit構築の段階で工夫が必要になってくるので、武装の差異で勝つというよりはFitの相性で勝つといった形になるはずです。
一方、レールガンとアーティレリが戦う場合、正直火力や射程にそこまで差異はないので、防御力の優劣等、他の要素が大きなポイントになってくるはずです。
ただし、アーティレリは他の武装と違ってαボレー(一撃の火力)が高く発射間隔が長いという特異な特徴があります。
相手がアクティブタンクでバッファHPが少なく、防御モジュールを回すタイミングが遅かったりすると、ハルまで一気にダメージが入ったりする事もあるので、そういう点も含めて考慮すれば、ほんのわずかですがレールガンよりアーティレリの方が有利かと思います。
とは言え、長距離タレット艦同士の勝負については、短距離タレット艦以上に船の基本性能(ボーナス)やFitの他、接敵時の状況、プレイヤースキルといった他の要素が勝負の決め手になるでしょう。




